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自分の社名、名前だけ言えない吃音とは

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吃音を本気で治そうとされている方はこちらの3記事にすべてをまとめてあります

自分の社名、名前だけ言えない吃音とは

吃音の症状の中でも、自分の名前や会社名などがつっかえて言葉にできない現象は、一番やっかいな症状です。自分の名前も会社名も他の言葉に言い換えることができず、絶対に言わなければならない言葉です。

社会人として働くときに自分の名前や会社名が上手く言えない辛さは、吃音者でないと理解できないでしょう。毎日フラストレーションを抱えて仕事をすることになります。

なぜ、1人だと自分の名前や会社名などの言葉がつかえずに言えるのに、実際の会話でスムーズに出てこないのか?原因と対処法を考えて行きます。

吃音で自分の名前が言えず、自己紹介ができない

どもって自分の名前が言えない場合は、自己紹介ができないことになります。「ごめんなさい」が言えなければ、「すみません」と言い換えることは可能ですが、自分の名前の言い換えはできませんので、吃音がモロに出てしまいます。

自分の名前だけどもって言えない場合、「この人は名前を忘れてしまったのか?」とバカにされたり、笑われたりして、深刻に悩んでしまいます。

社会人になって電話や朝礼、プレゼンなど自己紹介をする場面が増えてから、吃音の症状が始まり、自分の名前が言えなくなるというケースが少なくないようです。

吃音で自分の会社名が言えず、電話対応ができない

自分が働いている会社名が言えなくなってしまう人もいます。特に電話対応の仕事をしている場合、会社名が言えないことは致命的です。この場合も他の言葉に言い換えることができず、電話で一言目が言えないと無言電話、イタズラ電話と取られかねません。

中学、高校、大学と電話が苦手だったことをすっかり忘れていたのに、社会人になって取引先に電話をかけたときに、突然、会社名が出て来なくなる症状が出たりします。

特に入社間もない新人は真っ先に電話を取らなければならず、電話の音が鳴るたびに、緊張して仕事が手につかない状態になったりします。

同じシチュエーションでどもるのは脳に回路ができている

吃音治療で知っておきたいのが記憶の仕組みです。脳にはニューロンという神経細胞があり、それらを繋ぐのがシナプス、そこに電気信号が流れるのが脳の働きです。記憶はシナプスを通じて電気信号が神経細胞に送られる記録のことを言います。

記憶にはシナプスの経路が一時的に作られる短期記憶と、シナプスの経路が維持される長期記憶があります。長期記憶の回路が一度できてしまうと、同じ体験として記憶の道筋が作られます。

自分の名前が言えない、会社名が言えないという現象は、頭の中でイヤな思い出を何度も繰り返すことで、長期記憶の回路が強化され、同じシチュエーションでどもることを繰り返すと考えられます。

吃音の回路を書き換える方法

同じシチュエーションでどもることを記憶に定着させているので、逆に「名前が言える」「会社名が言える」状況を繰り返すことで、喉や口の筋肉が硬直して言葉が出てこないという反応はなくなります。

もちろん、すぐに毎回言えるようにするのはムリですが、1回でもその状況を作り出せれば、その回路を強化していくことが可能です。なぜかと言えば、人間には想像力があるからです。

これまではその想像力を使って不安を大きくし、言葉がつっかえるという回路を強化していたわけで、逆に上手く話せた状態を想像することで吃音を改善する回路が強化されて行きます。

10回中9回、どもっていたのが10回中7回に減ったりします。その変化を喜び、頭の中でうまく話せる自分を楽しみながら想像することです。

まとめ

記憶の仕組みを知れば、いつも同じ失敗をしてしまうという不安の回路を変えることができます。人は想像を選択する力があり、意識して毎日想像の領域を広げることは誰でもできます。

大事なことは「今、上手く言葉が出てこないとしても、それは今後も言葉が出てこないことではない」ということです。

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事実、私は12年間悩んだ吃音を克服できています。ポイントは脳科学です。

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